FIA ジュニア世界ラリー選手権 第2戦 キプロスラリー
スズキスポーツ・ヨーロッパ ドライバー、
キプロス・ラリーで2位・3位入賞し着実にポイントを獲得
3月13日〜15日、ジュニア世界ラリー選手権(JWRC)の第2戦、キプロス・ラリーは春の暖かさを感じるなか開催された。このラリーには、選手権初戦のラリー・アイルランドでJWRC初勝利を飾ったアーロン・ブルカルト、去年に引き続きスズキ・スポーツ・ヨーロッパとのタッグが2年目となり、今年初戦となるミハエル・コシュツシコがエントリーした。
今回のキプロス・ラリーは、デイ1がターマック、デイ2、デイ3がグラベルという構成。デイ1では雨が予測されていたこともあり、タイヤの選択が大きな意味を持つ。

デイ1は、ターマックステージで構成されたとはいえ、WRカーが走った後はところどころグラベルステージかと見紛う程の状態になり、ジュニアの選手達にとってはタフなステージとなった。
スタートダッシュに失敗し、シトロエンC2のマーティン・プロコップ選手にリードを許してしまったスズキのドライバー二人にとって、この状況はかなり不利な展開となった。
午後からは不安定な雨という要因も加わって泥だらけのステージはかなり難しい状況になり、ミハエル選手は、プロコップ選手をとらえる機会を窺うものの追い切れず。さらにはこの日最後のSS6、アーロン選手は泥に足を取られてコースオフを喫してしまった。
続くデイ2では、前日3分44秒6のリードを許したプロコップ選手をとらえるべく、ミハエル選手は猛追を開始。その結果、全5ステージのうち4ステージでクラストップタイムを記録。デイ2終了後にはプロコップ選手との差を1分38秒1まで縮めることに成功した。
一方、アーロン選手は、泥だらけで滑りやすいステージコンディションのなか、コースオフのリスクを冒してまで先の二人を追いかけるのは得策ではないと判断。完走してポイントを積むことを目標とした。
快晴となったイベント最終日の日曜日。JWRCのエントリーが計3台というこのイベントにおいて、この時点でミハエル選手とアーロン選手にとって必要とされることは、完走しポイントを獲得すること。リタイアの危険を冒してまで先を行くプロコップ選手を追う必要はまったく無い。結果、ミハエル選手がクラス2位、アーロン選手は3位でイベントを終え、開幕2戦を終えてドライバーチャンピオンシップの順位は、プロコップ選手に続きわずか2ポイントでミハエル選手が2位、アーロン選手が3位、今回のイベントをスキップしたシモーネ選手が4位と、上位をスズキスポーツ・ヨーロッパのサポートドライバーが占めている。
アーロン・ブルカルト選手のコメント(スズキ・スイフト No.31)
"初日、パンクした時にタイヤを代えようとしたら、ボルトがなかなか緩められずに時間を取られてしまった。そしてSS3では両フロントタイヤがスチールベルトだけになってしまい、カーブ/ブレーキ/加速の際のグリップがなくなってしまったんだ。極めつけはSS6、泥にすくわれてコースオフしてしまった。最終的に前の二人とのタイム差は大きかったけど、僕もスイフトにより慣れて来ているし、いろんなセッティングも試せた。6ポイント取れたことは今年のチャンピオンシップにとってとても重要だから、結果としては良かったよ。"
ミハエル・コシュツシュコ選手のコメント(スズキ・スイフト No.32)
"今回のラリーはクルマにとって厳しかったのは確かだね。でもスイフトは何の問題もなかったよ。敢えて言うならば、デイ1でタイヤが合わずタイムをロスしたことかな。デイ2、デイ2はマーティンとの差を縮めるべくトライした。この二日間の多くのグラベルステージでトップタイムを穫れたことは嬉しいね。次のイベントが待ちきれないよ。"